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「態度の悪い人に腹がたって、どうしても許せない。それを思い知らせるため、自分もその人に同じような事をして思い知らせてやり、相手の態度を変えさせたい。」
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絶対に悪いのは相手だから、自分ではなくて相手が変わるべき。
自分が気分悪い態度をとるのも、相手が悪いから。
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最近このような内容の相談をよく聞きます。
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全く同じでないとしても、あなたもこのように思った事はありますか?
私は、少なくとも2人に対してはある。
母とか祖母とか…
んー、もっと他にもあるかな(笑)
もちろん過去のことですが。
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これ、結局しんどいのは自分なんですよね。
自分の世界で起きてることなので。
こうでなければならない、とかルールや制限の多い人はこうなりやすい。
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まず、結論から言うと、どんなに相手が悪かろうが、あなたが正しかろうが、他人を自分の思い通りに変えることはできません。
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そして、相手の態度が悪いと判断しているのは自分の思考であり、それに紐付けて腹をたてているのも自分の選択です。
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人を変えるのではなく、自分の在り方を変えることで、相手に影響を与え、結果相手が変わるということはあり得ます。
ただし、相手も自分の人生をどう生きるかの選択は自由なので、あなたの思い通りに変わるかどうかは別です。
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客観的に見ると、ただそうであるという状態を、自分の思考のフィルターを通し、自分なりに解釈して、問題と感じる部分をみつけ、そこにフォーカスし、どうしても許せないとなって、怒っているという感じです。
そして、こうなったのは全て相手に問題があるからだと思い込んでしまっている。
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でも、実際には相手が問題なのではなく、自分が問題だと捉えたから問題なのです。
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例え、誰からみても相手の態度が悪いのだとしても、それはあなたの問題ではなく、相手の問題です。
相手の問題は相手が解決する事で、あなたがコントロールする事ではありません。
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そして、相手が嫌な態度をあなただけにとるのだとしたら、それは何か原因があるのでしょう。
それはあなたが相手に与えてることかもしれません。
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ですが、ただ一方的に相手があなたに嫌な態度をとってくるのなら、相手にせずその人からいますぐ離れましょう。
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すべてのことは自分の世界で起きていることで、相手の世界で起きている事ではありません。
人と自分はそもそも見えている世界が違います。
ゴールも違います。
ゴールが違えば、なにが正しいかも全く変わってきます。
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自分の正当性を周りにアピールするのもいいですが、それはただ私のことを理解してよ、と言っているにすぎません。
でも、いまあなたにいちばん必要なのは、他人からの理解ではなく、あなた自身があなたを理解するということです。
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まず、あなたの中でなにが起きているのかに気づいてください。
どこまでいっても見つめるべきは自分の内側です。
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自分の人生で起きていることを人のせいにするのは、人生の主導権を他人に渡しているのと同じです。
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あなたは、自分を他人に操られるような人生を送りたいでしょうか。
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すべてはあなたが選択することであり、何が良い悪いという話ではありません。
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大事なことは、自分の人生は自分で選択し、自分で責任をもつということ。
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それができるようになると、他人に感情をコントロールされたり、自由を奪われたりすることなく、どう在りたいかを自分で自由に選択できるようになります。
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